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現在、白内障手術で使用されている眼内レンズは「単焦点眼内レンズ」といい、遠くなら遠くだけ、近くなら近くだけ…という様に、1つの距離に焦点を合わせたレンズです。
白内障手術後は濁りがなくなるため、明るく、見やすくなりますが、1つの距離にしか焦点が合わないため、例えば、手元の文字も、遠くの景色も両方くっきり見える、という訳ではありません。
ピントを遠くに合せて手術を行った時には下の写真のように遠くの時計や風景はメガネを使わずに見ることができます。しかし、携帯電話などの近くを見る時には老眼鏡が必要になります。
逆に、ピントを近くに合わせて手術を行った時には下の写真のように携帯電話など近くを見るときにはメガネを使わずに見ることができますが、遠くの時計や風景を見る時にはメガネが必要になります。

「多焦点眼内レンズ」は、遠距離と近距離に焦点が合うように設計されており、
従来の単焦点眼内レンズに比べ、遠くにも、近くにも眼鏡なしで焦点が合いやすくなります。
下の写真のように、近くの携帯電話や遠くの時計、風景にもピントが合うようになります。
しかし、若い頃のように、見たいところに焦点を自由に合わせられるわけではないので、位置により見えにくい場合は、めがねが必要となることもあります。また、細かい文字を読んだり、長時間読書をする時なども、めがねをかけた方が楽な場合もあるでしょう。
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