『二大絶景』  つきみ野医院 腰山

今回は、今月初めに旅行で訪れた、ナイアガラフォールズとグランドキャニオンについて書きたいと思います。

アメリカとカナダの国境にある世界三大瀑布のひとつであるナイアガラの滝では、極寒の中、ずぶぬれになりながら興奮状態でした。約38mエレベーターで降りた場所では、滝を下から、真横から、裏側からと、いろいろな角度から眺めることができます。

轟音をあげて約50mの高さから流れ落ちる姿…、あまりにも豪快な激流を間近で体感することができて大満足です。

そして、日没から深夜までは滝が様々な色にライトアップされ、昼間とは全く違った姿を見ることができます。

(写真がきれいに撮れなくて残念なのですが…)

そのイルミネーションタワーで変色機を操作して、滝に好きな色を映し出せるというオプションに参加しました。水しぶきが高く霧のように舞い上がっているので、幅約1kmというその全景を一望することはできないのですが、氷点下の気温であろうとも、その寒さも忘れてしまうくらい、いつまででも眺めていたいような、とても幻想的で神秘的な光景でした。

そして、世界遺産であるグランドキャニオン…、20億年という歳月をかけて大自然が創りあげた、全長約446km、深さ約1.6kmにも及ぶ大渓谷です。

静寂の中に果てしなく広がる岩層は、言葉では表現できないほどの迫力でした。

その凄さに圧倒されて、誰もが立ち尽くして、言葉を失ってしまうような絶景です。

グランドキャニオンへは、ラスベガスから片道約6時間かけてバスで移動したのですが、人工的に作られたテーマパークのような煌びやかな街から、バスに乗って別世界にタイムスリップしたかのような感覚でした。

こんな光景が実際に今この世に存在するということが本当に信じられなくて、気が遠くなるようなその歴史に、地球や自然の不思議を感じずにはいられませんでした。

この感動はうまく伝えることができません。機会があればぜひ訪れてみてください!。

~次回は古淵医院の鳥谷さんです~

『北京の思い出』  古淵医院 藤井

もう3年も前になりますが、中国・北京に1年間留学していました。

といってもほぼ遊学に近く、学生という自由な身分を利用して、市内はもちろん、上海・蘇州・杭州・昆明・大連…、いろんな所に足を運んだものです。

その中でも私が一番好きな所は、中心街の華やかな天安門などから程近い場所に点在する『胡同=フートン』(横路地、裏路地という意)です。

なんてことない普通の路地ですが、そこには庶民の暮らしを垣間見る事ができます。

江戸時代の長屋のような家が連なり、おじいさん達が外で麻雀や将棋を打ち、子供たちが元気に遊びまわり、猫が塀の上で寝ています。

間違って民家に入ってしまい、住民のおじさんに猛烈に怒られたり、一人で遊びに行き変質者に遭って死ぬかと思ったり…、と危険な目にも遭いましたが、懲りずにフートン以外にも盧溝橋や繁華街など一人でも行きました。

反日感情の強い大陸で恐いという気持ちもありましたが、私は中国人顔らしく、よく中国人と勘違いされたので、時々そのまま適当に『香港人だ』と言っては騙していたので、それが強みになっていたのかもしれません(^^;)

また、食事も安い家庭料理屋やそこいらで買ったものが中心でしたが、お腹を壊した記憶は思い当たりません。(今日本の報道を見るとかなり恐ろしいですがあまり考えないようにします…。)

人間なんとかなるものですね。

現在の私の強い胃腸と行動力を養ったのは、この中国でのサバイバー生活だと思います。

※ちなみに天安門の毛沢東主席の写真は毎年取り替えられているそうです。

~次回はつきみ野医院の腰山さんです~