『ザ・タッチ』  新羽医院 高山

私の家にはタッチという名前のニャンコがいます。

タッチの大好物はネコまっしぐらのおいしいかつお入りごはんです。お決まりの口笛を吹くと、どこにいても飛んできては大喜びで食べています。

朝も夜もニャーニャー鳴いて“エサくれ~”攻撃をされ、ごはんを食べてお腹いっぱいになるとべローンと伸びて、ぐーだらネコになっています。でも、実は寂しがりやですごく甘えん坊で、一人でお留守番していて誰か帰ってくると、足に擦り寄ってきて、トイレにまでついてくるんです。

しかし、ある日そんなタッチがプチ家出をしたんです!!

小さい虫にでさえ、怖がっているタッチがいつの間にか外へ出てしまい、近くの公園を探しても、ベランダを探してもどこにもいなくて、家族みんな心配でなかなか眠れませんでした。

すると、真夜中にそぉーっと窓の隙間からタッチが帰ってきたんです!!

マンションの階段を昇ってきたのかと思うと、よく帰ってこれたなぁとタッチを褒めてあげたいです。でも、甘えん坊とぐーたらは相変わらずで、今も毎朝毎晩ニャーニャー鳴いて“エサくれ~”攻撃をされています。そんなタッチがみんな大好きです。

にゃあぁぁぁぁぁl!!!!!!!!!!

~次回は古淵医院の西崎さんです~

『私の宝箱』  古淵医院 渡邊

東京に出て6年になります。一人暮らしを始めたばかりの頃は、慣れない土地での生活に戸惑ってばかりでしたが、今では友人もたくさんでき、一人での生活を毎日有意義に過ごしています。

ただ一つ、6年経った今でも慣れない事があります。それは、仕事から疲れて帰っても家の明かりが付いていない事です。真っ暗な家に帰るのは今でもとても寂しく感じます。

そんな中、実家の母親から宅急便が届く日は、仕事帰りの足取りも軽やかになります。

ガムテープで頑丈に封をされたダンボールを開ける瞬間はとても幸せな気分です。実家の匂いが充満したダンボールの中には、お米や野菜、洗剤など色々な物が詰め込まれています。

時々、その中に母の手紙が紛れている事があります。その手紙を読んだ後は、母の声が聞きたくなり、たまらず実家に電話をしてしまいます。私は母親から荷物が届く日が楽しみで仕方ありません。

人から見たらただのダンボールですが、私にとってそれは母親の愛情の詰まった宝箱です。

~次回は新羽医院の高山さんです~